高橋工務店

ヒノキ(檜)

高品質で高級感あふれる素材 その昔から重宝されたヒノキ

今でも神社仏閣や高級建築物にはヒノキ造りが多いが、有名なのは伊勢神宮で、遷宮材は全てヒノキが使われている。今は木曽桧が頼りで、そのために二百五十年生材が残されている。
ヒノキが神社仏閣や仏像の彫刻などに使われ、高級材として扱われてきたのは、直30cm以上になるには、二百年は有に要する成育期間の長さからくる大量・短期成育材ではないことがひとつの理由になる。もっと大きな理由は、細かい年輪が美しく、特殊な香気を放つこと。辺材は淡黄色で白く感じ、心材は黄褐色から淡桃色で高貴な色合いを持ち、木目も強くないこと。耐朽性や保存性が千五百年以上と高く、強度も落ちない。加工も容易で狂いも少なく、世界でも最も優れ針葉樹といわれることが高級材としての価値をつくっている。
”清水の舞台から飛び降りる”で有名な清水寺をはじめ能楽や歌舞伎などでの格の正しい舞台はヒノキ板で作られており、ヒノキ舞台と言われている。

〈用途は・・・〉
優れた性質を持ち、高級感、高品質であるところから、非常に多くの用途を持っている。
神社仏閣から建築、家具、彫刻、木型、曲物、風呂桶、器具、土木用材、車輌用や、均質な材が求められるマナ板、卓球のラケット等広く使われる。
この内、建築用として床材、天井板、欄間、柱、土台柱、鴨居、廻縁、敷居、長押、縁板、母屋、棟木、垂木、天井竿など、構造材、造作材として使われる。
価格は、市況品的要素があり、変動するが、原木販売価格で、・当り人工林材が4万~8万円。木曽桧が50万~100万円位が多い。

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