高橋工務店

健康を損ね、環境ホルモンの素になる材料

住宅の近代化が叫ばれ続けてきたが、聞こえの良い近代化の中味を見れば、それは戦後のアメリカ経由の洋風化にすぎないものが多い。従来の住宅様式を変えてしまおうというのが近代化の叫びで、まず、木造住宅の否定から始まり、建物は、鉄筋コンクリートやモルタル造りがもてはやされ、モダンな洋風住宅が讃美されました。
玄関にはアルミサッシの扉、床はカーペット、壁紙はカラフルなプリント模様の塩化ビニールシートやクロス……。
「木はダメ」との感じさえ持たせた近代化住宅で使われたものは、石油、石炭等の化石燃料を原材料とする無機質の工業資材。無機質材の最大の問題は、植物性の素材や土と違って呼吸していないところにあって、材料自体には温湿度の調整機能が少ないことにある。その上、外の熱を取り込む熱伝導率は鉄もコンクリートも木材に比べものにならない高さで、熱しやすく、冷めにくい性質のため、冷暖房を求めることになる。さらに、外の電磁波を室内に取り込む特質さえ持っているし、鉄もコンクリートも化石燃料材も室内にプラスイオンを生む性質を持っています。
これらは、製造過程で大量の熱エネルギーを使い、有害ガスを発し、使用中にも弊害をもたらす上に、廃棄時にはもっと深刻な問題を生んでいる。最近ようやく社会問題化した環境ホルモン、ダイオキシン汚染の原因ともなっている。いかに見栄えが良くとも、呼吸しない無機質材は、有害性がいっぱいで、自然の土や水に還れず、環境破壊さえ生んでいます。
自然に還らないものは、基本的に良くないものが多いが、これらはその代表例です。そういうものに囲まれた生活で健康維持が難しいのは当然と言えるでしょう。

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