見えざる大敵プラスイオン
心と身体の健康を蝕ばむ見えざる大敵である。
プラスイオンと反対に、身体の健康を増進するのがマイナスイオンで、イオン何とかと銘打った機器も出るようになり、少しは知られているかもしれないが、これからの住まいと健康を考える上で、”ゆらぎ”とともに必須のテーマである。
例えば、イオンのレベルから見れば電磁波や、排気ガス、都会の空気、水道水、食品添加物、接着剤、塩化ビニール等の石油製品、花粉、ダニのふん、カビの胞子等、人体に良くないものや、イヤな臭いのするものなどは基本的にはすべてプラスイオンで、周囲の空気までプラスイオン化してしまうと言う。
鉄筋コンクリートの家で、内装で石油製品につつまれ、気密化した室内、電機製品に頼った生活は、プラスイオンでいっぱいになっている。
空気のプラスイオン化は、健康破壊の大きな要因となっているが、「頭痛やめまいや吐き気、イライラといった不定愁訴の増加のみならず、人体の組織の細胞を酸化させ、自律神経を刺激し、内分泌系や免疫、体液の循環作用を悪化させ、からだの老化を早める」(山野井昇著「イオン体内革命」廣済堂)。食中毒、アレルギー性疾患、成人病その他もイオンバランスの崩れとその関連性が指摘されています。